8/01/2011

新しいPOTAGER(ポタジェ)を、スタートします。

2000年から造っていた菜園(ポタジェ)を新しく造りなおすことにしました。

ポタジェも今日からリスタートします。
気追わず、ゆるゆると更新していきたいと思います。


地区からゴーヤの苗の配布がありました。
お隣さんが、我が家の分の苗も頂いてきてくださったので、今年はゴーヤでグリーンのカーテンを造りました。
ゴーヤの雄花

ゴーヤの雌花が咲きました。

雌花を横から見たところ。
小さくてもちゃんとゴーヤです!

雄花と雌花で人工授粉してみました。

前回(数年前)、ゴーヤを栽培した時は、上手く出来なかったので、今回は膨らんでくれるといいなぁ・・・。

2011年8月1日のゴーヤ

植え付けが遅かったのですが、すくすくと育ってくれて、けっこう膨らんできました♪
毎日観るのがとても楽しみです。とーっても可愛いです。

ルッコラ(ロケット)・トマト・モッツァレラチーズとハーブソルトを使ったランチ

<旧ホームページよりの転載です>


夏に蒔いたルッコラ(ロケット)の種が無事発芽して、9月頃から少しずつ収穫できるようになりました。そのルッコラとモッツァレラチーズやトマトをトッピングしたランチです。タイム・オレガノ・ローズマリー・スイートマジョラムを乾燥させて作ったハーブソルトを振りかけていただきます。

<ルッコラとフランスパンのランチの作り方>
・ルッコラを収穫します。
ルッコラは過去には春、種を蒔いていましたが、夏に徒長して開花してしまい、長い間葉を楽しむことが出来ませんでした。今年はダメもとで夏に、種を蒔いてみたところ、冷夏の影響もあってか、簡単に発芽しました。最初の頃アブラムシにやられそうになったのですが、それでもその後は全く害虫の被害にもあわず、虫食いの無い綺麗な葉を収穫出来るようになりました。

・ハーブソルトの作り方。
香草(何でもOKです。私の場合はタイム・オレガノ・ローズマリー・スイートマジョラムを使用)を収穫して乾燥します。カリカリに乾燥した香草は、細かく刻んでおきます。それと塩(自然塩がいいのですが、無ければ普通の塩でもいいです)と同じ量で混ぜ合わせます。数日置いておくと、香草の香りが塩に馴染んできます。

・パンに乗せていきます。
まずフランスパンを1cmくらいの厚さにスライスして、オーブントースターでこんがりと焼きます。焼き上がったパンにエクストラバージンオリーブオイルを塗ります。(オリーブオイルが苦手な方はバターでもOK。)その上にスライスしたトマト、モッツァレラチーズを重ねていき、最後にルッコラを乗せます。その上から作っておいたハーブソルトを振りかけます。
ものすごく簡単なので、試してみて下さい。モッツァレラチーズの変わりにクリームチーズでも良いですし、以前ご紹介しましたソレルのチーズを乗せても美味しいです。


<ルッコラと水菜のサラダ>
庭で育っているルッコラと水菜を利用して、サラダを作りました。ルッコラと水菜に水にさらしたタマネギを混ぜるだけ。彩りよく、お庭で咲いているパイナップルセージなどサルビアの花を散りばめ、お好みのドレッシングを掛けて戴きます。

<ルッコラと水菜の作り方>
・サラダの材料を用意します。
ルッコラ、水菜、タマネギ、サルビア(パイナップルセージ、サルビアグレッギーなど)を適量用意します。
ルッコラと、水菜は5cm程の長さに切ります。スライスしたタマネギは水にさらしておきます。

・材料を混ぜ合わせます。
材料を良く混ぜ合わせ、器に盛りつけ、サルビアの花を散らします。ドレッシングはお好みでどうぞ。私は、EXバージンオリーブオイル+アップルビネガ-が半々、すり下ろしたニンニク少々、上で紹介したハーブソルトを混ぜ合わせて戴きました。ニンニクの代わりにバルサミコソースも美味しいですよ。

POTAGER(ポタジェ)のお話26 毛虫多発注意報!

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載しています。)
26話目は2006年の9月に記載したものです

今回の画像も、2番目の写真を閲覧するのは少々覚悟がいるかもしれません。
有機栽培、自然農法で作り続けたい・・・と願っていながらも精神的に苦悩だらけの日々です。

<秋のアンジェラ>
9月になると四季咲き性の強い薔薇がまたチラホラと咲き出しました。特に最近美しいのはアンジェラ!
我が家のアンジェラは、春よりも、夏よりも、断然秋が美しく感じれます。春はまだ恥ずかしそうに数少なく咲き、夏はせっかく咲いてもカメムシに花びらを食べられてしまったりで、なかなか華やかさに欠けるのですが、秋は新しく伸びたシュートの脇枝からどんどん花芽を形成して、カップ咲きの花がポコポコと次々咲き出すのです。その美しさにただただ魅了されてうっとりとしていたのですが・・・!  
花の咲いている側の新葉は綺麗なままなのですが、老枝のほうをよくよく観ると葉っぱの一部が透かしたように変色していたのです! や~な予感!!! 恐る恐る割り箸で葉をつまんで葉の裏を見てみると・・・・・

<イラガ(中央のデカイ毛虫)とヒロヘリアオイラガ>
ウゲェー!!!! 案の定いました!! しかもイラガだけじゃなく、ヒロヘリアオイラガまで居るじゃありませんか! どちらも刺されると激痛の走る毛虫です。毛虫というと、今年は本当に毛虫に悩まされた年でした。

7月にヤマボウシの木でこの「ヒロヘリアオイラガ」の幼虫軍団を見つけ、8月には木香薔薇で「ヒメシロモンドクガ」の幼虫軍団を見つけ、9月に入ったと同時に桑の木(マルベリー)で「アメリカシロヒトリ」の幼虫軍団を見つけ、やれやれやっと平和な毎日がやって来ると思っていたところに、またまたこの「ヒロヘリアオイラガ」と「イラガ」の幼虫軍団を見つけてしまったのです。。。。。。

我が家はこれらの樹木の側には小さいながらもハーブ園があるので、化学薬品による消毒は絶対したくないので、一つ一つ全て割り箸でつまんで、最後に可愛そうだけれど捕殺しています。
その度に悩むこと・・。
無農薬栽培だとか、有機農法だとか言っても、やっぱり作物の害虫となるものが発生した場合には、化学薬品を使わないにしても、結局捕殺している私・・・。キアゲハの幼虫は見守っていたのに、生きる為とか、薔薇の為とか、いろいろな生命を天秤にかけて、自分に都合の良いように生かしたり、捕殺したりしてる私・・・。

多くの生命の犠牲の上で生きている自分!!!!命は尊いものだと思っていたのに、命を犠牲にしなければ生きていけない?

やはり、時々あの「ヨダカ」のように、時々悲しくなってきてしまうのです。
ひょっとして・・・地球にとっての本当の害虫は、虫じゃなくて、人間なのでは?とまで思ってしまう時があります。

とにかく、被害を最小に抑えるには、忙しくても時間を見つけて、日頃からもっと庭のチェックをこまめにしなければ!!と反省しました。

POTAGER(ポタジェ)のお話25 生ゴミ堆肥とミミズコンポスト

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載しています。)
25話目は2004年の5月に記載したものです
今回の画像閲覧は、ちょっと覚悟がいるかもしれません。
ポタジェ(野菜、草花、薔薇などを混植した、整形式の見た目にも美しい菜園)を<BR>
有機栽培、自然農法で作り続けたい・・・と願っているその裏方のお話です。


<ミミズが作ってくれたコンポスト>
これは、生ゴミ堆肥の底辺に出来たコンポストを、荒めのふるいにかけで出来たものです。

ミミズコンポスト・・・。最初の頃は、実は作ろうと思って作った訳ではなかったのです^^;  とにかくかさばる重~い生ゴミを何が何でもゴミにしたくなくて、朝晩出る生ゴミ(たまねぎ・にんじん・ジャガイモ・りんご・柑橘類などの皮、白菜・キャベツなどの外葉など・・)を刻んで生ゴミ堆肥場にポイポイと入れたり、あとは落ち葉や、糠などを混ぜて、生ゴミ堆肥を作っていたのでした。(堆肥場といっても、穴を少し掘って、ブロックで囲った場所に、生ゴミを入れ、ベニヤ板などで蓋をしただけの簡単なものですけれどね。)そうしているうち、そこに1年くらい前からミミズが大量発生したのです^^;ミミズが増えてから、生ゴミの分解することの早いこと!!ミミズが繁殖したことにより、アッという間に生ゴミがどんどん堆肥になっていきます。

ミミズの作ってくれた堆肥はすごく保水性と通気性に優れているといわれますが・・・本当にフカフカしたものになっていました。これを、発砲スチロールの容器に入れて、草木灰を混ぜ、何回か日光浴(堆肥の中の虫や、雑菌を日光殺菌で軽減?・・しているのかな?)をさせながら撹拌。。。を繰り返して、サラサラのこの堆肥が出来ました。


<堆肥場のミミズ>

堆肥場にいるミミズです。大きさは大小さまざま・・。本当に小さいものでは、糸のように白くて細いものもいます。その数は多分数万匹!!生ゴミを好むミミズは、畑でよく見かけるミミズとはまた違う種類のミミズだとか・・・。はっきりと確実な種類はわからないのですが、生ゴミに自然に勝手に群がってきたのですから、多分野菜クズなどに集まるといわれる、シマミミズと赤っぽいミミズのようです。

<ミミズの子供>その中から一匹を拡大。
このミミズは体長が約1.5cmほどです。よく見ますとハッキリと横シマが見えますよね。

<ミミズの卵とフレンチソレル>
堆肥場から出てきたミミズの卵。これは孵化が終わった後の卵の殻(?)だと思います。ミミズがコンポストを作るまで、実はミミズが卵を産むことも知らなかったのですよ^^ 1個は直径5mmくらいで半透明なカーキ色をしています。ここから何匹の赤ちゃんミミズがでて来たのでしょうね?まだまだ観察しなくては・・・。

生ゴミ堆肥って、臭くない?といわれますが、ところがほとんどニオイが無いのです。適度な酸素があること、ミミズがすごい速さで生ゴミを分解してくれること・・などにより臭いがないのかも・・。

ミミズコンポストについては、まだまだ学ばないといけないことばかりなのです。酸素は通したいけれど、ミミズ以外の虫は寄せ付けたくない。。。そのためにはどうしたらいいのか?これからも悪戦苦闘すると思いますが、この堆肥作りをしていきたいと思います。
庭に堆肥場が作れない場合、よく見かけるレルン社のキャノワーム(オーストラリア製)などを利用しても良いでしょうし、もちろん手作りのミミズBOXなどで、オリジナルのアイデアで作るのも楽しいと思います。私も最初がミミズコンポストを作ろうと、取り組んだ訳ではないので、まだまだこれから改善しなくてはいけないことが多々あります。

ミミズコンポスト・・・はまりだしたら、抜け出せないくらい、結構楽しいですよ。
そして何よりも、この生ゴミ堆肥+ミミズのお陰で、生ゴミのほとんどが「ゴミ」では無くなって、ミミズのエサなり、ゴミ袋が軽くなったことが一番の嬉しいことです。
このフレンチソレルは今年からはミミズ君が作ってくれた堆肥で育てています。茎の赤が鮮やかなので、すごく美しいです。

~To be continue ~

POTAGER(ポタジェ)のお話24 秋の恵み

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載していま


す。)

24話目は2003年の10月に記載したものです
天高く馬肥ゆる秋ですよ~。収穫を楽しみました!


<キッチンガーデン3の収穫>
2003年9月~10月に掛けてキッチンガーデン3では、いろいろなものがひしめき合うくらい大きくなって来ました。マリーゴールドも千日紅も、アーティチョークもしっかりと根付いたようです。そしてルッコラとサツマイモのエレガントサマーを収穫をすることが出来ました。

収穫したルッコラです。ルッコラは虫が付くこともなく、種蒔きのタイミングも良かったのか、徒長することもなく、適度な収穫を数回おこなっています。時々外葉から収穫していけば、新しい葉がどんどん出てきます。ゴマの香りのピリリとした香ばしい香草野菜。ルッコラとトマトとモッツァレラチーズのフランスパンのランチも作り堪能しました。(詳しくは、HARVESTにて) 


さてさて、エレガントサマーも収穫できました。
友人に頂いたエレガントサマー。エレガントサマーはサツマイモですけれど、芋を食べる為のサツマイモではなくて、葉柄(葉っぱがついているジク)を食べる目的に作られたそうです。でも、お芋も食べてみたいですよね。芋掘りをしましたら、狭い場所に植えたのに、結構芋が採れました。しかも綺麗な赤紫色をしています。エレガントサマーの葉柄は、毛が無くてえぐみもないのでお料理がしやすいようです。収穫した葉がらを使って、サツマイモの葉がらの佃煮と、芋ようかんを作りました。


今年たくさん収穫できたのは紫蘇です。
赤紫蘇は、数年前からこぼれ種で毎年あちこちから芽が出てきます。今年は生育がとても良くて、この紫蘇などは私の肩の高さほどもあります。その赤紫蘇が9月頃から花が咲き、その後その花穂から「紫蘇の実」が出来ます。収穫のタイミングを逃さぬよう毎日収穫時を狙っていました。赤紫蘇は実が膨らみ出すと赤色が緑色になってきます。先端部分まで完全に緑色になってしまうと、実が堅くなってしまいますので、そのあたりが難しいのです。


<収穫した赤紫蘇>赤紫蘇は、1週間に2回ほど収穫しても1ヶ月くらいは収穫出来そうです。


<紫蘇の実>収穫した紫蘇の穂をよく洗って、実だけを集めたところです。


<収穫した紫蘇の実を使って>
収穫した紫蘇の実で、めんつゆ漬け(写真右下)と、味噌漬け(写真左)を作りました。紫蘇の穂のまま漬け込むワイン漬け(写真右上)も作りました。めんつゆ漬けはお友達のmintさんから教えて頂きました。味噌漬けとワイン漬けはお友達のマーサさんから教えて頂きました。今年この沢山の紫蘇をどうやって楽しもう?と思いましたが、紫蘇の実を使った美味しいメニューを習うことが出来て、紫蘇の収穫をとても楽しむことが出来ました。mintさん、マーサさんの紫蘇の実を使ったメニュー。本当に美味しいですよ~。感謝です♪

その他、スイートブライヤの様子です♪

<スイートブライヤー>
今年は、8月にカメムシの被害にあってしまい、一部のヒップがカメムシに吸汁されてしまい、落実したり膨らみが悪かったりしました。アブラムシがいないからと安心して、防虫を怠っていた時にカメムシがやってきたのです。カメムシは木酢液が大嫌いなので、適当に散布をしていれば防げたのに。。。と思うとくやしいですね。どうにか残ったローズヒップは順調に育っています。オレンジ色になってきました。収穫はもう少し後になりそうです。

 ~To be continue ~

POTAGER(ポタジェ)のお話23 新しいキッチンガーデン

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載していま
す。)
23目は2003年の9月に記載したものです

9月、4年目のポタジェの朝です。

9月になっても暑さが衰えることなくジリジリとした太陽が照りつけます。早朝に写真を撮ってみました。

<左>
ハニーサックルは新芽が次々に出て、また花を咲かせ、四季咲きの薔薇は咲きだし、夏から咲いているサルビア・インディゴスパイヤーは長い花穂を伸ばしています。
<右>
レモングラスは収穫出来るほどになりました。このレモングラス、昨年はあまりに大株になってしまい、鉢上げせずに露地植えのまま冬を越したのです。それで枯れてしまったかと思ったのですが、春になったら新しい葉が出てきました。少々荒すぎる栽培法だったみたいで。。。今年の株の大きさは昨年の半分くらいになっています。今年はマルチングをして寒さ対策をきちんとしてあげたいと思います。

あの新しく造ったキッチンガーデン3には、7月の終わりに種を播きました。その時の発芽の様子です。


 
<ルッコラ(ロケット)>
友人から頂いたルッコラの種が芽を出しました。嬉しいですね~。たくさん混み合っていますので、間引きました。間引いた芽は?と言いますと、有効利用して、スプラウトとして丁寧に洗って、冷たく冷やしたサラダのトッピングにして、頂きました。ルッコラは胡麻の風味がして美味しいですね。ルッコラの夏蒔きはかなり大胆な方法。芽が出ても徒長してしまうのでは?と思ったのですけれど、徒長する前にどんどん間引いていって、摘んでいけばいいのですよね。そして種を採りたい株のみ残しておくというのもいいのかしらね。種から芽が出てくるというのは、こんなにワクワクするものなのですね。

さて、その後どうなったかと言いますと・・。1ヶ月過ぎた様子です。

ルッコラ、マスタードはどうにかすくすく育ち、その間に植え込んだマリーゴールドもどんどん生い茂りました。他に、サツマイモや千日紅、アーティチョークの苗、アスパラガスなどなど。。。ちょっと欲張りすぎですかね!


ルッコラは、今が一番美味しそうな時期です。下葉から摘み取りサラダに入れたり、お浸しにしても良いですね~。

<エレガントサマー>
サツマイモのエレガントサマーです。葉っぱがかなり大きくなってきました。収穫が楽しみです。
私はそれぞれの植物を植え込むとき、そのとなりに時々マリーゴールドを植えます。植物によっては、ネギやチャイブを混ぜ植えしたり、コンパニオンプランツの活用で極力農薬を使わないようにしています。

<茄子とレモンバーベナ>
茄子は採れるときは10個ほど。。レモンバーベナは収穫しないと下葉がどんどん枯れてしまうので、収穫して切りつめるとその下から脇芽が出て、新しい枝が伸びてきます。


<サツマイモの金時>
5月に植え付けたサツマイモの金時です。大きなお芋が採れました。
これから、秋のお野菜を植えたいと思います。水菜と芽キャベツと、サラダ野菜。。このキッチンガーデンにもう少し、植え替えて、そしてズッキーニの跡地と、プランターにも・・。

今年ゴーヤは思うように育たなくて、大失敗です。何が悪かったのでしょう?思うようにはいかないものですね!来年、再度挑戦です。

~To be continue ~

POTAGER(ポタジェ)のお話22 キッチンガーデン

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載しています。)
22目は2003年の7月に記載したものです


<マーシュマロウ>
2003年7月。5月から咲いているマロウ(Malva sylvestris subsp. mauritiana)に続いて、昨年種を播いたマーシュマロウ(Athaea officinalis)も開花。ビロードのような葉を持ち、花は薄く優しい色です。このマーシュマロウって、昔はこの植物の根を粉にして、あのお菓子のマシュマロを作ったとか?それはともかく、このハーブは全草を使えるのだとか。花は咳止めのシロップやティーになり、葉もドライにして気管支炎に。。。根はうがい薬などいろいろに使われるそうです。でも多年草なので、根はこのまま残して花・葉を収穫して、数年間は楽しみたいですね。)マシュマロのお菓子もいつか、作れると良いですね。そういえば、ほのかに甘い香りが。。。(笑)種・花・葉・茎が料理に使えるのですって!ワクワク。


 

<ズッキーニ>
今年初めて、ズッキーニの種を植えました。キッチンガーデン1(・・と名付けている場所で真ん中の写真)は狭いスペースに、ミニトマト、レタスバジル、ツルムラサキ、ゴーヤなどを植えています。ゴーヤの下の有効利用?ということでズッキーニの種を播いてみたのですが・・・。ズッキーニのほうが大きくなってきて窮屈そう。。。それで芽が出た数の半分はキッチンガーデン2(と勝手に名付けている区画)へ移動しました。右の写真は、ズッキーニの雄花です。左の写真が雌花。雌花の下のほうには既にズッキーニらしきものがふくらんでいます。花が咲いて4日目くらいから収穫が出来る?って本に書いてありますが???です。私のはスーパーで売っているズッキーニより小さいのです。まだまだポタジェとして成り立つ方法を考えなくてはなりませんね。

さてさて、今年初めてポタジェに来た昆虫達です。

<ナミアゲハの幼虫>
やっぱりね!って感じです(^^;)毎年セリ科植物を食草にしているキアゲハがあまりにも可愛いので、昨年から密かに今度はナミアゲハをよぼう~・・・などと考えていました。
ナミアゲハの幼虫の食草はミカン科。手軽に栽培できるもので・・・と思い、ルー(ヘンルーダ)を鉢にて栽培。これはミカン科の名前どおりのような柑橘系の香りは全くせず、すごいニオイ!猫を寄せ付けないとか、ハエを寄せ付けないとか言われていますが、私の目的はやはりナミアゲハを呼び寄せること(笑)そうしたら、案の定、来ましたよ!ナミアゲハが!これはナミアゲハの最終齢虫でしょう。蛹になって無事、成虫になってくれるかな?

<アカスジカメムシ>
赤と黒のストライプがくっきりのこのカメムシは今年初めてやってきました。フェンネルがお気に入りの様子で離れないので、しかななく一株をカメムシ観察用に提供。カメムシって葉や花びらを食べちゃう害虫だったので、昨年までは大嫌いだったのですけれど、このカメムシってなんとなく愛嬌があるのです。。。最初、名前がわからなくて(私の昆虫図鑑はもうボロボロ。。。お友達のマーサさんのところにもこのカメムシがいると知り、名前を調べて頂きました。アカスジカメムシ!名前を知って、あまりにもそのままなので、二人で大笑いしました。マーサさんのHPも昆虫の素晴らしい写真やハーブを使ったお料理がたくさん紹介されていますよ。必見です!)

<アオスジアゲハ>
アカスジのお次は、オアスジ!(笑)正式な名前はわかりませんが、庭にいました。ちょっと羽根を痛めている様子で、手を差し出すと嫌がらずに留まりました。オドロキ!数枚写真を撮らせてくれた後、飛んでいきました(^^)
菜園を造るといろいろな昆虫がやってきます。害虫もいれば、益虫もいます。自然の営みを目の当たりに見れる・・それを観察できることも菜園を造っていての楽しみなのです。

そして、今年の新しいポタジェスペースは・・・。
<キッチンガーデン3>
空きスペースをセッセと開拓して、煉瓦もどきのブロックを埋め込み、新しいキッチンガーデン3を作りました。かなり歪ですね(笑)ここは美味しいもの!を中心に植える予定です。ルッコラ、アルカネットは種を播き、頂き物のサツマイモの苗も植え付けました。そしてこれから何を植えましょう~。考えているこの時が幸せ!(囲いの外に植えてあるのは、セルフヒールという匍匐性のハーブです。「自らを癒す」という名のこのハーブをグランドカバープランツにしたくて。。。)

 
・キッチンガーデン1(左写真)
蔓性の植物とアーチ&支柱仕立ての野菜を育ててます。

・造りかけのキッチンガーデン2(右写真)
香草野菜類(レモングラス、フェンネル、ローズマリー、コモンタイム、スイートマジョラム、レモンユーカリなどなど)

そして前述のもりもり食べる野菜類を植えるキッチンガーデン3が出来ました。しかし、アンバランスなポタジェですね!(笑)これからは、このポタジェを繋ぐ、小径造りを計画中。。。夢は果てしなく、しかも手作りの道のりは長いですね。1歩、1歩と前進あるのみ。。。理想のポタジェが出来るのは、果たして何年後でしょう?

~To be continue ~

POTAGER(ポタジェ)のお話21 こぼれ種の話

(ポタジェのお話は2000年から旧ホームページに書き綴ってきたものを、こちらに転載しています。)
21話目は2003年の6月に記載したものです


6月に入ると、見事だった西洋セキチクも終わり、代わりにクローブピンク、松葉ボタン、紫陽花、花菖蒲などが咲き出しました。セントジョーンズワートは今年初めて蕾を持ちました。美しいニゲラの花も種をつけ始めました。膨らんだ茎を食べるフローレンスフェンネルも収穫適期になりました。収穫と言えば、毎朝と毎夕刻時には庭に出てマロウの収穫が欠かせない日課になっています。トマト・ゴーヤ・つるむらさき用に支柱も立てました。


仮支柱だったミニトマト・ゴーヤに、ご近所の畑を真似て本支柱を立ててみました。長さは180cmのものです。ミニトマトは花が咲いて、その後に可愛い果実が見えてきました。ゴーヤも花が咲き出しました。こんなに長い支柱を立てて実がならなかったらどうしよう。。。と内心はヒヤヒヤです。

収穫したマロウの乾燥です。これは2日分の収穫量です。ハーブの本には「マロウは朝収穫する」と書いてありますが、朝収穫しても、夕方までにまた次々と開花します。翌日の朝まで収穫を待っていたら、花が痛んでしまうので、私は朝と夕方の2回収穫しています。

ところで、このマロウなのですけれど、実は全て昨年のマロウのこぼれ種から出来たものを収穫したものです。本来、種をこぼれさせないような管理がいいのでしょうけれどね。こぼれ種から発芽したものがたくさんあります。。。
昨年の8月頃だったと思います。思い切って剪定したのです。ところがあまりにも大きくなり、木質化したかのようなマロウだったので、切り口から雨水が入り枯れてしまったのです。ガッカリしていたところ、剪定した枝をしばらく置いておいた場所にこぼれ種が落ちて、そこから100株以上のマロウが誕生してしまいました。20株ほどを残し、会社の方やご近所の方に貰っていただきました。それが今年の収穫したマロウです。毎日、1人では全部収穫しきれないほどの花が咲きます。(写真はその時の発芽の状態です。こういう状態があちらこちらから。。。)


<スイートブライヤー>(ロサ・エグランテリア)
昨冬、収穫しきれなかったローズヒップが完熟して地面に落ちました。(写真は5月頃のもので、これは多分ローズヒップの果実一粒分の発芽量です。このくらいの固まった発芽があちこち30果実分ほど・・。)今では10cmほどの大きさになっています。小さいのにちゃんとトゲがあるのですよ。「私は薔薇よ!」と主張しているみたい。

昨年、花が綺麗ね~などと、喜んでいたら・・・種がこぼれていまして、気が付いたらあちこちからミツバが・・・。若い葉を摘んで、お料理に大活躍しています。このパターンで増えたものに、ワイルドストロベリーや、スイートマジョラムがあります。


このガーデンレタスは種を播いたのでは無くて。。。レタスの花ってどんなのだろう?などと思って見ていたら、そのうち種がこぼれて発芽して大きくなったレタスです(汗)このレタスは昨年の親よりも、丈夫で大きいです(汗)

現在マロウをたくさん収穫しています。朝・夕のタイミングが合わずに収穫出来なかった花は、そのまま今年も種をつけさせようと思っています。実生が親よりも品質的に良くなるか、どうかはカケみたいなものですのでこの方法ってどうなのでしょう??安定した作物作りとしては、決してお手本にはならない方法かもしれませんね。(親株は弱りますし。。。)でも、「種をつける」って植物にとっては自然なことなのでは?と思えます。花を咲かせず、種をつけないほうが、植物は弱らないのでしょうけれど、多年草もその年の茎は枯れても、翌年にはその横から立派な株が芽吹きます。植物って(と、いうより生命って)どこかに、子孫を繁栄させたいという願望があるのではないかなあ。。。なんて思っているのです。2年草は種を播いた翌年、開花させ、自分の命と引換に種をつけて、寿命を全うしていますよね。それが本望だったとしたら、私はまんまとその植物達の策略に引っかかって、私自身、引っかかっていること自体を喜んでいるのかもしれません(笑)<BR>
それと、少しだけ「自分の為の庭」を「自然観察の庭」として、ありのままに観察出来る庭としてのゆとりも持っていたいと、思うのです。(・・・なんていって、本当はマロウの摘み取りが1人では追いつかない言い訳かも・笑)

~To be continue ~