4/10/2012

ブログ統合のお知らせ

用途で分けていた3つのブログですが、どうにも分類しにくいジャンルもあるために、こちらの「Fuji's flower garden」は「Opiskelen...」へ統合してアップすることに致しました。
今後、新規のPOSTは、「Opiskelen...」のほうへ投稿いたしますので、そちらをご覧いただけますようよろしくお願いいたします。
いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

4/02/2012

猩々袴(ショウジョウバカマ)

北側の庭で猩々袴(ショウジョウバカマ)が咲いています。
隣に有るモミジの樹を義母の友人から頂いた時に、多分土と一緒についてきたらしく、最初は1株咲いているのを見つけたのですが、段々と増えて今年は結構な数の花が顔を見せてくれました。

この花が咲き始めると春の訪れを感じます。
花のアップ

この猩々袴の名前の由来ですが、持っている「ポケット図鑑日本の野草・雑草」(成美堂出版・解説:日野東氏・ISBN13:978-4415010090 )に寄りますと、
『花を中国の伝説上の動物、猩々(しょうじょう)の赤い顔に、、葉を袴に見立てたもの。』
とあります。
その伝説上の猩々とはどんな動物なのか?
ウィキペディアで調べてみたところ、解説のところに
----人語を解し、赤い顔をした人間のごとき容姿で、酒を好むとされている。(途中省略)後代の注ではしばしばオランウータンなどの大型類人猿に擬せられる(猩々はオランウータンの漢名でもある)。----
となっていました。
ネットで調べてみると、日本各地でこの「猩々」に関係したお祭りがあったり、猩々人形がある事がわかったのですが、いずれも「顔が赤い」、「酒を飲む」ことに関係していました。

この花を最初に見られた方が、猩々を連想されて命名されたと知った後でも、目の前の花はとても可憐で可愛いくて、伝説上の猩々のイメージはあまり浮かびません。
ユリ科の可愛い小さな花。
この花は自分の名前の由来を知ったら、どう思うでしょう?

ところでこの猩々袴ですが、ユリ科の仲間だから鱗茎で増えたのかな?と思っていたのですが、再度、前出の「ポケット図鑑日本の野草・雑草」に戻りますと、
---葉の先に不定芽(ふつうの芽≪定芽≫は茎頂や葉のわきにできるがそれ以外の場所にできる芽のこと)をつくる方法でも繁殖する---
と書かれています。

つまり葉の先端が地面に付いた場所から芽を形成して、その場所に新しい株を作っていくそうな。。
それを踏まえて、もう一度庭の猩々袴をジーーーッと見てみると、確かに葉の先端付近に、別の株の中心が有るように見えます。
新しく出てきた芽

庭の猩々袴の群生

毎年出てくるのが楽しみだった猩々袴ですが、今までそんなに興味を持って調べた事や、観察していなかったのだなぁ・・と気づきました。
こうやって、庭に生きている植物をあれやこれやと調べたり、思いを馳せたり、観察したり・・・こういう楽しみの時間をこれからは増やしていこうと思っています。

北側の庭には猩々袴の傍に、ユキノシタも出てきました。

あと、これは何だったかな?秋明菊?(だったかな?)も新葉が出てきています。
いろいろな植物が芽吹くこの季節。これから成長が楽しみです。